新リース会計基準 完全ガイド|全30回で学ぶ実務対応の全体像

本ページは、2027年4月1日以後開始する事業年度から強制適用される新リース会計基準(企業会計基準第34号「リースに関する会計基準」および同適用指針第33号)を、実務目線で体系的に理解するための「全30回・完全ガイド」の目次です。早期適用も認められており、多くの企業で早めの準備が必要になっています。

IPO準備会社・上場企業の経理/管理部門、監査対応のご担当者、そして中小企業の経営者・経理担当の方に向けて、「何を・いつまでに・どう対応すればよいか」を、会計基準の条項に基づいて具体的に解説します。各回では、監査法人等に問われる点や、自作の数値例・判断チェックリストも掲載します。

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この連載で分かること

  • 新リース会計基準の全体像と、自社の財務数値・経営指標への影響
  • リースの識別・リース期間・使用権資産とリース負債の測定など、借手の実務対応
  • 貸手の会計処理、セール・アンド・リースバック、減損、税務差異といった特殊論点
  • 連結上の相殺消去、開示注記の作り方、移行(経過措置)プロジェクトの進め方

全30回の目次

※各回のリンクは、記事の公開にあわせて順次追加していきます。まずは全体像の把握にご活用ください。

第1部 全体像をつかむ(第1〜4回)

1新リース会計基準とは何か──公表の経緯と全体像
2借手の「単一モデル」への転換──現行基準との比較
3IFRS第16号との異同──日本基準が独自に残したもの
4財務数値と経営指標へのインパクト

第2部 リースの識別(第5〜8回)

5「リースの定義」を読み解く──識別フローの全体像
6特定された資産とは──実質的な代替権の考え方
7使用を支配する権利──経済的利益とその指図
8リース部分と非リース部分の区分/契約の結合

第3部 リース期間(第9〜15回)

9リース期間の算定──解約不能期間+オプションの枠組み
10「行使することが合理的に確実」とは(総論)
11【事例研究①】オフィス賃貸借
12【事例研究②】店舗・商業施設
13【事例研究③】工場・物流倉庫
14【事例研究④】車両・IT機器・製造設備
15【事例研究⑤】期間の定めが曖昧な契約

第4部 借手の会計処理(第16〜21回)

16リース料に何を含めるか
17割引率の決め方
18使用権資産の当初測定
19事後測定──減価償却と利息費用
20リースの条件変更と再評価
21短期リース・少額リースの簡便的取扱い

第5部 貸手・特殊論点(第22〜26回)

22貸手の会計処理──維持された部分と変わる部分
23セール・アンド・リースバック
24サブリース(中間的な貸手)
25使用権資産の減損
26税務との差異と申告調整

第6部 連結(第27回)

27連結における相殺消去の注意点

第7部 開示(第28〜29回)

28【開示注記①】借手の注記を作る
29【開示注記②】貸手の注記と適用初年度の注記

第8部 移行(第30回)

30経過措置と移行プロジェクトの進め方
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よくある質問(FAQ)

Q. 新リース会計基準はいつから適用されますか?

2027年4月1日以後開始する事業年度の期首から強制適用されます。これより前の期首からの早期適用も認められています。自社の決算期に当てはめて、対応スケジュールを逆算しておくことが重要です。

Q. 中小企業や非上場企業も対応が必要ですか?

影響の範囲は企業ごとに異なります。まずは自社の契約にどのようなリースが含まれるかの棚卸しから始めるのが実務的です。個別のご判断は専門家にご相談ください。

Q. まず何から着手すべきですか?

リース(および実質的にリースを含む契約)の棚卸し=契約書ローラーが出発点です。そのうえで、リース期間・割引率・使用権資産の測定方針、システムや管理台帳の整備、注記に必要なデータの持ち方を順に固めていきます。

本記事は公認会計士・税理士が、会計基準・適用指針および公表資料に基づいて作成しています。制度は今後の実務対応報告やQ&A等により補足される可能性があります。個別の会計処理・投資判断の最終決定にあたっては、専門家にご相談ください。

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